研究職の1日の流れ:サンプル受け取りから報告書作成まで未経験でもできる理由
「研究職」と聞くと、高度な専門知識が必要で自分には無理…と感じる方も多いかもしれません。しかし、実際の研究現場には、未経験からでも始められる「分析補助」「研究補助」の仕事がたくさんあります。
ここでは、一般的な分析系の研究職・研究補助の1日の流れを紹介しながら、「どの部分なら未経験でもチャレンジしやすいか」をお伝えします。
① サンプルの受け取り・受付
朝一番で行うことが多いのが、サンプルの受け取りです。社内の他部署や外部顧客から届いた試料を確認し、受付番号やラベルを付けます。ここで重要なのは、「取り違えを防ぐラベリング」と「受付情報の記録」です。
② 前処理・試料調製
多くの分析は、そのまま測ることができません。希釈、抽出、ろ過、粉砕、溶解など、さまざまな前処理が必要です。マニュアル通りに手順を守ることが求められるため、料理や製菓が得意な人は意外と向いています。
③ 機器分析(HPLC・XRD・電気泳動など)
前処理が終わった試料を、HPLC、GC、分光光度計、XRD、電気泳動などの機器にセットして測定します。最初は「決められた条件で測定を実行する」だけのことが多く、徐々に条件検討やトラブル対応も任されていきます。
④ データ整理・結果入力
得られたデータを専用ソフトやExcelに入力し、グラフ化したり、基準値との比較を行います。ここで大事なのは、「数字を正確に転記する」「おかしな値が出たときに気づける感覚」です。
⑤ 報告書作成・上長レビュー
最終的な結果は、報告書としてまとめられます。未経験のうちは、先輩が作成したテンプレートに数値を入力したり、図表を貼り付けたりする作業からスタートします。慣れてくると、考察や改善提案を書く機会も増えていきます。
未経験でも挑戦しやすい理由
- 多くの作業がマニュアル化されている
- 最初は「補助業務」からスタートできる
- コツコツ作業が得意な人ほど評価されやすい
大切なのは、「分からないままにしない」「記録を丁寧に残す」「安全ルールを守る」という姿勢です。研究職の仕事は、派手さはなくても、社会の安全や品質を支える重要な役割を担っています。あなたのこれまでの経験(家事、パート、別業界での仕事)も、必ず活かせる場面があります。