「XRDって聞いたことあるけど、何をしているのか分からない」
「研究職の求人に“XRD使用経験歓迎”と書いてあって不安」
そんな方向けに、XRD(X線回折)による定性分析の仕事内容を、実務目線でわかりやすく解説します。
XRD(X線回折)とは?
XRDは「X-ray Diffraction(X線回折)」の略で、物質の結晶構造を調べる分析装置です。
簡単に言うと、
「この粉や固体が、どんな物質でできているか」を
結晶構造レベルで特定するための装置です。
主に以下のような分野で使われています。
・無機材料の分析
・セラミックス
・金属材料
・鉱物
・アスベストなどの鉱物系分析
定性分析とは?
XRDには大きく分けて2種類の分析があります。
・定性分析 →「これは何の物質か?」を調べる
・定量分析 →「どのくらい含まれているか?」を調べる
この記事で扱うのは、定性分析(物質の特定)です。
実際に現場でやる作業内容
XRDの定性分析で、現場スタッフが実際にやる作業は次のような流れです。
① 試料の準備
・分析対象のサンプルを乾燥させる
・粉砕して細かくする
・専用のホルダーに均一に詰める
この工程が意外と重要で、
ここでミスをするとデータがきれいに出ません。
② 装置へのセット
・試料ホルダーをXRD装置にセット
・測定条件(角度範囲・速度など)を設定
・エラーが出ないか確認
実際は、決められた条件を「選択して設定する」作業が中心です。
③ 測定の実行
測定が始まると、装置が自動で動きます。
この間にやることは:
・他のサンプルの準備
・測定ログの確認
・測定結果の整理
④ データ解析
測定が終わると、専用ソフトでグラフを確認します。
XRD特有の「ピークパターン」を見て、
・既知のデータベースと照合
・一致する物質候補を探す
という作業をします。
とはいえ、最初から完璧に判断は求められません。
上級者や社員のチェックが入るのが普通です。
XRD作業で求められるスキル
特別な天才的センスは不要です。
現場で重視されるのは:
・丁寧に試料を準備できる
・ルール通りに装置を操作できる
・データを落ち着いて確認できる
むしろ「几帳面な人」のほうが向いています。
未経験でも扱える?
完全未経験からXRDを任されるケースは少ないですが、
補助業務からスタートするケースはよくあります。
例:
・試料準備担当
・データ入力担当
・洗浄、片付け担当
→ そこから徐々に測定操作を覚えていく流れです。
向いている人の特徴
XRD業務が向いているのはこんな人です。
・細かい作業が好き
・ルーティン作業が苦にならない
・白衣や研究室の雰囲気が好き
・理系っぽい仕事に興味がある
まとめ
XRDによる定性分析は、
・派手な研究ではない
・コツコツと積み重ねる作業
・正確さが一番大切
そんな仕事です。
「難しそう」と思われがちですが、実際の現場は
地道な作業の積み重ねで成り立っています。
興味がある方は、ぜひ一度「XRD 分析 求人」で検索してみてください。