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微生物検査の基本:一般生菌・大腸菌群とは何か?食品工場の初心者向けガイド

微生物検査の基本:一般生菌・大腸菌群とは何か?食品工場の初心者向けガイド

食品工場や品質保証の現場で必ず登場するのが「微生物検査」です。中でも「一般生菌数」「大腸菌群」「大腸菌」といった項目は、日常的に測定される非常に重要な指標です。

この記事では、未経験で食品工場に入りたい方や、これから品質保証を目指す方に向けて、一般生菌・大腸菌群とは何か、なぜ検査が必要なのか、どのように検査するのかをやさしく解説します。

一般生菌とは?

一般生菌とは「食品中で増えうる細菌全体の数」のイメージです。病原菌だけを数えているわけではなく、食品中に存在する“ごく普通の細菌”も含めた総数を測っています。

一般生菌が多いということは、「衛生管理が不十分」「保存状態が悪い」「加熱殺菌が足りない」などの可能性を示します。そのため、食品の鮮度や衛生状態の指標として広く使われています。

大腸菌群・大腸菌とは?

大腸菌群は、主に動物の腸内に多く存在するグループの細菌をさします。食品や水から大腸菌群が検出されるということは、「どこかで糞便由来の汚染が入り込んだかもしれない」というサインになります。

一方、大腸菌はその中でも代表的な菌種で、特に O157 など一部の株は強い病原性を持ちます。検査では「大腸菌群」と「大腸菌」が分けて測定されることが多く、それぞれ基準値も異なります。

微生物検査の大まかな流れ

  1. 一定量の食品サンプルを採取する
  2. 滅菌希釈液でサンプルを希釈する
  3. 培地に接種し、一定の温度で培養する
  4. 現れたコロニー(菌の集落)を数える
  5. 希釈倍率を掛け合わせて、元の食品中の菌数を計算する

このとき大事なのは、「どの段階も清潔な器具を使うこと」と「手順を毎回同じにすること」です。操作がいい加減だと、“本当の菌数”が分からなくなってしまいます。

食品工場で微生物検査が重視される理由

  • 食中毒リスクを事前に察知できる
  • 製造ラインの洗浄・殺菌が効いているか確認できる
  • 原料や製品の保管条件が適切かチェックできる

微生物検査の数字は「安心して食べられるかどうか」の根拠になります。品質保証の仕事では、単に結果を出すだけでなく、「なぜこの値になったのか」「改善のために何ができるか」を考える視点も重要です。

未経験でもチャレンジしやすい理由

微生物検査は専門的なイメージがありますが、基本的な操作はマニュアル化されていることが多く、未経験からでも十分に習得できます。必要なのは“几帳面さ”と“衛生意識”です。

食品工場で経験を積むことで、将来的には品質保証や衛生管理者としてステップアップする道も開けます。微生物検査を理解していることは、食品業界で働く上で大きな武器になります。

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