「研究職」と聞くと、「大学院卒の理系エリートだけの世界」と感じるかもしれません。しかしここ数年、専門知識ゼロから“研究職派遣”として研究現場に入る女性が少しずつ増えています。
なぜ、あえてハードルが高そうに見える研究のフィールドへ足を踏み入れる人がいるのでしょうか。本記事では、研究職派遣が女性に選ばれている理由と、その実態を分かりやすく解説します。
研究職派遣とは?実は“サポート職”の募集が多い
研究職派遣というと、難しい実験を任されるイメージがあるかもしれません。しかし、実際の求人の多くは、
- 実験補助(試薬準備・サンプル前処理など)
- 検査補助(測定機器の操作・結果の入力など)
- 品質管理の補助(サンプル採取・検査室の整理など)
といったサポート寄りのポジションです。理論や解析を行うのは社員や研究者であり、派遣スタッフは「現場がスムーズに回るように手を動かす」役割を担います。
女性が研究職派遣を選ぶ主な理由
理由1:未経験歓迎の求人が増えている
研究職派遣会社の中には、「文系出身・実験未経験でもOK」という求人を多く扱っているところもあります。背景には、
- 研究者が実験準備に割く時間を減らしたい企業ニーズ
- マニュアル化が進み、未経験者でも戦力化しやすくなった
といった事情があり、「理科の授業は好きだった」「白衣への憧れがあった」という女性が新しいキャリアとして選びやすい環境になってきています。
理由2:働き方の選択肢が広い
研究職派遣では、
- フルタイム勤務
- 時短勤務
- 残業少なめ
- 土日祝休み
といった条件が選べる求人も多く、ライフイベントの多い30代以降の女性にとって、続けやすい働き方になりやすいのがポイントです。
理由3:専門スキルを身につけながら働ける
事務や販売職と比べると、研究補助や検査補助の経験は専門性の高い職務経歴として評価されやすくなります。続けることで、
- 品質管理部門へのキャリアチェンジ
- 検査技師補助・ラボスタッフとしてのステップアップ
- 同業他社への転職時にスキルとしてアピール
といったキャリアの広がりが期待できます。
専門知識ゼロでも本当に大丈夫?現場で求められる力
研究職派遣の求人で「未経験OK」と書かれていても、「本当に自分にできるのか不安」という声はよく聞かれます。実際の現場で求められるのは、次のような力です。
- 決められた手順を守る慎重さ
- ラベルや数字のミスを防ぐ丁寧さ
- 清潔さと整理整頓を保つ意識
- コツコツ作業を続けられる集中力
これらは、家事や事務・販売の仕事でも培われる能力です。専門知識は、最初から完璧である必要はなく、現場で少しずつ覚えていけばよいものがほとんどです。
研究職派遣を選ぶときにチェックしたいポイント
研究職派遣に興味を持ったら、次のポイントを意識して求人をチェックしてみてください。
- 「未経験歓迎」「ブランクOK」と明記されているか
- 就業前研修やフォロー体制について説明があるか
- 仕事内容の説明が具体的か(サンプル前処理・器具洗浄など)
- 勤務時間・残業時間・休日など、生活リズムに合っているか
特に、研究職派遣に特化した会社は、コーディネーターが職場の雰囲気や向き不向きについて具体的に教えてくれることが多く、初めての人には心強い存在になります。
まとめ:専門知識ゼロから“研究の現場”に入る一歩として
研究職派遣は、「理科が嫌いじゃない」「新しい専門分野に踏み出してみたい」という女性にとって、現実的かつ将来性のある選択肢です。専門知識ゼロからでも、マニュアルとOJTを通じて少しずつ現場の感覚を身につけていくことができます。
まずは、「研究職派遣 未経験 女性」「実験補助 派遣」などのキーワードで情報収集してみてください。あなたのこれまでの経験を活かしつつ、新しいフィールドに踏み出すヒントが見えてくるはずです。