「実験補助の仕事に興味はあるけれど、文系出身だし、本当にやっていけるのかな…?」
そんな不安を抱えている人は少なくありません。
本記事では、実験補助として働く1日の流れをできるだけリアルに紹介します。具体的なイメージを持つことで、「自分にもできそうかどうか」を判断しやすくなるはずです。
実験補助の“リアルな1日”の流れ(例)
ここでは、食品メーカーの研究所で働く実験補助スタッフの1日を例にしてみましょう。職場によって細かな違いはありますが、全体の雰囲気はつかめるはずです。
8:30 出社・白衣に着替える
出社したら、更衣室で白衣に着替えます。髪をまとめ、必要に応じて帽子やマスク・手袋を着用します。衛生管理や異物混入防止のためのルールがあるため、最初に教わった手順を守ることが大切です。
8:45 朝礼・今日の実験内容を確認
研究員や他の補助スタッフと一緒に、その日行う実験・検査の内容を確認します。
- 何のサンプルを扱うのか
- どの試験をどの順番で行うのか
- 注意点やイレギュラーの有無
などを共有し、その日の作業の全体像を把握します。
9:00 試薬・器具の準備
まずは、実験に必要な試薬や器具を準備します。
- 決められた濃度の溶液を調製する
- ビーカーやチューブ、ピペットチップを並べる
- 必要なラベルや記録用紙を揃える
いずれもマニュアルに具体的な手順が書かれているので、文字を読みながら、正確に手を動かせばOKです。
10:00 サンプルの前処理
食品のサンプルを決められた量だけ取り、細かく刻んだり、溶液に溶かしたり、遠心分離にかけたりします。ここでのポイントは、
- サンプル番号とラベルを間違えない
- はかりの数値をしっかり確認する
- こぼしたり混ぜたりしないように慎重に扱う
といった、丁寧さと慎重さです。
12:00 昼休み
多くの職場では、12時前後に休憩時間を取ります。清潔区域から一度出て、休憩室などでリラックスします。
13:00 測定・データの記録
午前中に準備したサンプルを、測定機器にセットして分析します。
- 決められた条件でボタンを押す
- 表示された数値を記録する
- 必要に応じてExcelなどに入力する
など、特別な計算よりも、正確な入力とチェックが求められる作業が中心です。
15:00 片付け・洗浄・記録の整理
実験や検査が一通り終わったら、使用した器具の洗浄や片付け、ラベルの整理などを行います。
- ビーカーやフラスコを専用の手順に従って洗浄する
- 再利用する器具と廃棄するものを分ける
- サンプルの残りを規定どおりに処理する
最後に、実験ノートや記録ファイルを見直し、漏れや間違いがないかチェックします。
17:00 退勤
その日の作業が終わったら、白衣を脱いで制服や私服に着替え、退勤します。職場によっては、残業が発生する日もありますが、実験計画があらかじめ決まっているため、毎日長時間残るケースは比較的少ない傾向にあります。
文系出身でも実験補助として働ける理由
このように、実験補助の1日は、「難しい計算や研究テーマを考える」というより、「決められた手順を正確にこなす仕事」が中心です。
文系出身でも、
- マニュアルを読むのが苦にならない
- 細かい作業を丁寧に続けられる
- 数字やラベルの確認をしっかり行える
といった性質があれば、十分に活躍できるフィールドと言えます。
まとめ:実験補助のリアルを知ったうえで、自分に合うか判断しよう
「理系じゃないけど大丈夫?」という不安は、ごく自然なものです。しかし、実験補助のリアルな1日を見てみると、“理科の勉強”よりも“丁寧な作業と段取り”が重要であることが分かります。
まずは、研究職派遣会社のサイトや求人情報で、「実験補助 未経験」「文系歓迎」といったキーワードをチェックしてみてください。実際の仕事内容の説明を読みながら、「自分の得意・不得意」と照らし合わせてみることで、より現実的な判断ができるはずです。