小学校や中学校の理科の授業で、ビーカーや試験管を使った実験が楽しかった。
でも、就職は事務や販売・サービス職を選んで、気が付けば30代――。
「本当は、理科や実験が好きだった自分を取り戻したい」と感じていませんか?
そんな想いを持つ人に知ってほしいのが、“研究サポート(実験補助・検査補助)”という働き方です。理系の大学を出ていなくても、未経験からでも、30代から挑戦できる道があります。
研究サポートってどんな仕事?
研究サポートとは、大学や企業の研究所・検査機関などで、研究者や技術者の実験・検査を支える仕事の総称です。「実験補助」「検査補助」「研究補助」と呼ばれることもあります。
具体的な仕事内容の例:
- サンプルの前処理(カット・粉砕・希釈など)
- 測定機器へのセット・ボタン操作
- 検査結果の記録・データ入力
- 実験器具の洗浄・片付け・ラベリング
- 試薬や消耗品の在庫管理
いずれも、決められた手順を正確にこなすことが求められる仕事です。最初は専門用語に戸惑っても、マニュアルに沿って少しずつ覚えていけば問題ありません。
30代からでも研究サポートに挑戦できる理由
「もう30代だし、今さら新しい分野へ転職するのは遅いかな…」と感じる人もいるかもしれません。しかし、研究サポートの仕事は、年齢よりも“丁寧さ・責任感・安定した働き方”が重視されることが多い職種です。
理由1:社会人経験が評価される
研究室といっても、職場は「1つの組織」です。報告・連絡・相談、基本的なマナー、遅刻や欠勤をしない責任感など、社会人としての基礎力は年齢を重ねた人ほど強みになります。
理由2:マニュアルが整っている職場が多い
実験や検査は、手順が決まっていないと再現性が取れません。そのため、細かいマニュアルや標準操作手順書(SOP)が整備されている職場が多いのが特徴です。マニュアルを読み込んで覚えるのが得意な人や、ルールを守るのが苦にならない人は、年齢に関係なく活躍できます。
理由3:研究職派遣という入口がある
「研究職」と聞くとハードルが高く感じますが、研究職派遣という仕組みを使えば、未経験でも研究サポートとして研究現場に入るチャンスがあります。派遣会社の中には、
- 未経験歓迎の実験補助求人を多数扱っている
- 就業前に基礎研修を受けられる
- 担当者が職場の雰囲気や働き方を詳しく教えてくれる
といったサポート体制が整っているところもあり、30代からのチャレンジに向いたルートと言えます。
どんな人が“研究サポート”に向いている?
研究サポートの仕事に向いている人の特徴を、いくつか挙げてみます。
- コツコツ同じ作業を続けるのが苦にならない
- 数字やラベルを間違えないように丁寧に確認できる
- 清潔さや整理整頓を大切にできる
- 新しいことを少しずつ覚えていくのが好き
- 学生時代、理科や家庭科の実験が好きだった
反対に、「毎日違うことがしたい」「営業のようにガンガン人と話したい」というタイプよりは、落ち着いた環境で、自分のペースで作業するのが好きな人に向いている仕事です。
未経験から研究サポート職に就くための準備
30代から研究サポートを目指すなら、次のような準備をしておくと安心です。
理科の基礎用語を軽く復習しておく
中学〜高校レベルの理科の教科書や、やさしい解説サイトを眺めておくだけでも、「pH」「濃度」「遠心分離」といった単語に抵抗感が減ります。深く理解する必要はありませんが、「聞いたことがある」という状態にしておくだけで、現場での学びがスムーズになります。
PCの基本操作とExcelは使えるようにしておく
実験結果の入力や簡単なグラフ作成などで、Excelを使う場面は少なくありません。難しい関数は不要ですが、「入力・コピー&ペースト・四則演算・簡単な表作成」くらいはスムーズにできると安心です。
派遣会社に相談して、自分に合う求人を聞いてみる
自分ひとりで求人票を眺めていると、「どれが自分に合っているのか」が分かりにくいものです。研究職派遣会社のコーディネーターに、
- 理科が好きだったこと
- これまでの仕事でコツコツ作業をしてきたこと
- 30代からでも挑戦できるか不安なこと
などを率直に伝えると、未経験者向けの実験補助・検査補助の求人を具体的に紹介してもらえる可能性があります。
まとめ:理科が好きだった“あの頃の自分”を、もう一度動かしてみる
「理科が好きだった」「白衣に憧れた」――その気持ちは、30代になった今も、決して遅すぎるものではありません。研究サポートという働き方なら、未経験からでも研究現場に関わるチャンスがあります。
まずは、研究職派遣の情報や「実験補助 未経験」「研究サポート 30代」などのキーワードで、実際の求人を覗いてみてください。理科が好きだったあの頃の気持ちを、もう一度ゆっくりと動かしてみましょう。